フリーランスが長く信頼されるために|クライアント・業務委託先とうまく付き合うコツ
フリーランスとして活動していると、クライアントさんや業務委託先との関係性は、案件の質や継続性に直結します。
「丁寧にやることが一番大事」——と分かっていても、スケジュールが詰まってくるとつい後回しになってしまうことも。
今回は、これまでの経験を通して感じた「うまく付き合うコツ」を、デザイン面・構築面の両方から整理してみました。
CONTENTS
1. デザイン編|WF(ワイヤーフレーム)とラフに全力を
デザイン段階で最も大切なのは、「初期のすり合わせ」です。
私はいつも、ワイヤーフレーム(WF)やラフの段階に一番時間をかけます。
なぜならここで、
- サイト構成の方向性
- クライアントの思い・伝えたいこと
- サービスの目的やターゲット
を丁寧にすり合わせておくことで、後の手戻りが格段に減るからです!
この段階で“想いのズレ”を解消しておくと、
「思っていたのと違った」「ここを直したい」といった行き違いを防ぐことができます。
打ち合わせ時には「なぜそうしたいのか?」を必ず聞く。
見た目だけでなく、意図や背景まで理解することが、デザインの精度を上げる近道です。
2. 構築・コーディング編|“早く”よりも“丁寧に”
コーディングや実装では、スピードももちろん大切です。
ですが、私はいつも「早さよりも丁寧さ」を第一にしています。
特に業務委託先とのやり取りでは、報告や説明の仕方にも注意しています。
「修正しました!」だけで終わらせず、
「●●を修正しました(該当箇所のスクリーンショット/ファイル名/該当行)」
と具体的に伝える。
たったこれだけで、確認側の負担が大きく減ります。
結果的にやり取りがスムーズになり、信頼関係も築かれやすくなります。
3. 忙しいときほど、丁寧に
急ぎの案件が重なると、つい「とりあえず早く出す」ことを優先してしまいがちです。
でも、そこでコミュニケーションをおろそかにすると、
- 行き違い
- 手戻り
- 修正の多発
…と、結局後から倍の時間がかかる“負の連鎖”が起きます。
忙しい時ほど、丁寧に。
これは私が何度も反省し、学んだ教訓です。
急いで仕上げたのに修正が多く出てしまい、丁寧に着実に進めた方が最終的に早くクローズした…
こういう事はフロントエンドではよくあります。
4. 継続的にお仕事をいただくために
「またお願いしたい」と思ってもらうには、
- スピードよりも丁寧さ
- 成果物よりも信頼感
が大事だと感じています。
一つひとつの案件を、相手の立場になって丁寧に進めることで、
継続案件や紹介につながるケースも多くあります。
まとめ
フリーランスは“技術”だけでなく、“信頼”が仕事を支えます。
WF・ラフでしっかり意図を共有する
コミュニケーションは丁寧に、具体的に
忙しいときほど、慎重に
こういった日々の小さな積み重ねの先に、長く続く関係性があります。
自分にとっても、クライアントさんにとっても、気持ちよく仕事ができる近道です!

